平成23年第4回定例本会議報告

主な議案及び請願・陳情

@柏原市立幼稚園条例の一部改正について
  内容 柏原東幼稚園を廃園とする
         採決  賛成15  反対2   

A請願 *柏原市放課後児童会の改善について
          採決  賛成3   反対14 
      *市民の暮らしを守る請願
           採決  賛成2   反対15   

B陳情 *柏原市文化連盟からの要望(議長預かり)採決に加わらず


田中秀昭の賛否結果

@ 幼稚園の廃園については今までの経緯と今後の地域の子どもの状況を考え賛成しました。
A請願については内容が今までに各議員が要望してきた事項が多くまた、事業の優先順位等を考慮し反対しました。

一般質問

1.旧国道170号歩道設置の進捗状況について
(答え)堅下小学校交差点から平野交差点までの約430メートルの区間について進められている。
堅下小学校前西側部分にて約100メートルの歩道設置に向けて現在工事中。
平成24年度は文化財調査を行う。
平成25年度完成を目標としている。
【要望】地域住民や学校に通う子供たちにとって危険と思われる箇所がある。
柏原市においても大阪府と協力し、地域の安全に努めるようお願いする。

2.不登校・いじめの現状と相談体制について
(答え)不登校の現状は平成22年度で小学校13人中学校31人、やや減少傾向にある。
いじめの認知件数は小学校5件、中学校4件で横ばい。携帯電話によるいじめが課題である。
また、スクールカウンセラーの配置やスクールソーシャルワーカー家庭相談室など
専門的視点から的確な助言と支援を行う。
また、教師においてもスクールカウンセラーを講師とした
カウンセリングマインドを養成する研修を実施することにより
すべての教員が個々の生徒の心に寄り添った支援が出来るように努める。
学校と保護者がつながるためには、教師が連絡を絶やさず常に保護者との接点を持つよう心がけ
カウンセリングマインドの視点に立ち保護者と接することが重要である。
【要望】からかい・ひやかしからいじめに移っていく。しっかりと現状を把握していただくことをお願いする。
また、教師研修を強化し、保護者とのつながりを深め、
子どもたちが安心安全に学校生活を送れるように努めていただくことをお願いする。

3.子どもの医療費助成について
(答え)さらなる子育て支援の充実を図るべく次年度に向けて制度の検討を進めている。
【要望】この問題は以前から先輩議員が何度となく質問・要望されている。
また平成20年には柏原市議会で柏原市子育て支援都市宣言を決議された。
このことを踏まえ今回質問した。
次年度の子供の医療費助成の拡充を強く要望する。

4.柏原病院外来診療の待ち時間について
(答え)眼科外来診療待ち時間について、問題点を充分に認識し改善していく。
【要望】指導力を発揮し、市民に喜ばれる病院になるよう努めていくようお願いする。

5.ターミナルケアの取り組みについて
(答え)柏原病院において、終末期を迎えられる患者さんに対し
治療と並行して痛みを和らげる緩和ケアに取り組んでいる。
現在緩和ケアの充実に向け看護師でチームを結成し研修会に参加するなど
緩和ケア認定看護師の取得に向け努力しているところである。
【要望】進行度によって副作用症状のつらいこと、また、高熱、激痛、息苦しさ、
本人ばかりでなく家族も非常につらい。
最近抗がん剤治療を拒否される患者さんが増えてきている。
こうした中、今後、緩和ケアのニーズも高まってくると思う。
看護師の方の理解とご協力が必要ですが、緩和ケア認定看護師の養成に力を注ぎ、
また、医師・看護師が一丸となって、患者さんにやすらかお過ごしいただけるよう努めてほしい。

6.恩智川多目的遊水地事業について
【要望】震災等の理由により工事が遅れている。
市の上面利用については検討委員会を立ち上げるとの答弁であったが、
山ノ井地区・法善寺地区をはじめ市民の皆様のご意見は多種多様である。
地域また市民とのコンセンサスをはかるようお願いする。

7.広域連携について
【意見】
広域処理について、枠組みおよび処理方法についての課題があるとのことだが、
大阪府においては大阪都構想を推進していくわけで、
大阪都構想には、市町村権限委譲の中に域内自治体の適正規模化 合併新市が
中核市として基礎自治体業務を提供できる体制を整備すると記されている。
10年後の柏原市を考えた場合、さまざまな課題もあるが、
近隣市や奈良県三郷町などと広域連携を進め、市民の合意が前提であるが、
合併も視野に入れた形での検討も必要であり、またスピーディに行う必要があると考える。